2016年12月19日月曜日

【けいれんが起きたら…】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市




けいれんが起きたら…


「迷ってしまったら救急車を呼んでください」
…がメッセージです。


普段当直にけいれんで救急搬送された方に説明していること。

けいれんが起きたら…
けいれん最中に誤嚥をしないように横向きに。
事故が起きないように周りのものをどかす。

次に…
けいれんが続くかを見て5分以上続いたら救急車を呼ぶ。けいれんが長く続く可能性があるからです。
5分以内に止まったら意識が戻るかを見る。意識の戻りが悪いときはすぐに病院に連れて行く。
熱性けいれん自体は良性のけいれんですが、熱性けいれんが、髄膜炎、脳炎や脳症の初期症状のことがあるからです。これらを疑うのは意識が悪くなっていく経過の時です。
意識がいつも通りであればゆっくり小児科で大丈夫です。

…とここで

けいれんをはじめて見る親御様で落ち着いて見られる人はまずいないと思います。
パニックになってしまう方もおられます。
私たちは当直をやっているとけいれんの方がよく救急車で送られてきます。
救急隊も小児科医もけいれんは早く止めに行かなければいけない
緊急性のある疾患であることを認識しています。

近年救急車要請について節度が守られず、本当に緊急時に救急車が出動できないというのが社会問題になっており、けいれんで救急車を呼んだお母様が私の判断が正しかったのかと心配される方がおります。

ただ、お子様のけいれんで救急車で運ばれてきた際には…

「お母さん、すぐに連れて来てくれてありがとうございます。あとは私たちに。」
当直医はそんな気持ちでおりますので大丈夫です。

こんな対応をおすすめします。

けいれん…迷ってしまったら救急車を呼んでください




栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医
エリア:壬生町・栃木市・下野市
2017年5月14日内覧会・5月15日開院予定



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