2016年12月30日金曜日

【発熱は心配…熱を下げる薬はいつ使う?】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医



発熱は心配…熱を下げる薬はいつ使う?




「どうしましたか?」「熱が高くて心配です」


熱は見ていて心配です。不安なので解熱剤も使いたくなります。



熱は大切な免疫応答です


私たちは熱を出すことで免疫を活性化させてウィルスや細菌と戦います
解熱剤を使うと免疫を活性化できず、ダラダラ症状が続くことにもなりかねないのです



解熱剤はなるべく使わない


使うときも、熱だけで使うのではなく、
他の症状を考慮して使うとよいでしょう
例えば…
熱が高くて水分がとれないときなどに
水分を摂らせるために使う…など



また、小さいときの熱は注意が必要です


特に2ヶ月未満のお子様は原則入院を考えます
熱以外の症状がはっきりしないことが多く、免疫も未熟なため、
重症感染症の可能性が否定できないからです



ちなみに熱の経過を記録しておくことはとても大切です
※熱型表例です。表にするとわかりやすいのでおすすめです。

その経過が診断をしていく上でとても大切な情報になるからです
解熱剤はその経過を隠してしまうことも覚えておかないといけません







栃木県壬生町の小児科・アレルギー科
                         エリア:壬生町・栃木市・下野市
                                2017年5月開院予定






2016年12月23日金曜日

【食物アレルギーと血液検査】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市



食物アレルギーと血液検査





離乳食をあげる前に…  保育園に入る前に…

不安なので血液検査をしてください。
…というような訴えで受診される人がおられます。



食物アレルギーはある食品を食べてアレルギー症状が起きるものを言います。
実際に食べてどうなるかが大切です。


実は…
血液検査で陽性でも食べられることはあります。
逆に血液検査が陰性でも食べると症状が出ることもあります。

さらに…
血液検査の数値が高いから重い症状が出るとは限らず。
数値が低いから症状が軽いともいえないのです。


ということは…
食べていないものについて血液検査をすると、
本当は食べられるのに血液検査で陽性であったから食べない
ことにもなりかねないのです。



ではどうしたらよいでしょう…
離乳食を開始したころを思い出してください。
新しく食べるものは少しずつ食べていきましたよね。
はじめての物は少量から少しずつ食べさせていくとよいでしょう。

もし、血液検査をされた場合は…
出てきた結果について主治医の先生とよく相談して
正しい解釈を行っていくことが大切です。


そして…
ある食品を食べてなんらかのアレルギー症状が出た時には
血液検査を相談しましょう。
その血液検査は診断や方針を決めるうえで役に立っていくのです。




栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医
エリア:壬生町・栃木市・下野市
2017年5月14日内覧会・5月15日開院予定






2016年12月19日月曜日

【けいれんが起きたら…】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市




けいれんが起きたら…


「迷ってしまったら救急車を呼んでください」
…がメッセージです。


普段当直にけいれんで救急搬送された方に説明していること。

けいれんが起きたら…
けいれん最中に誤嚥をしないように横向きに。
事故が起きないように周りのものをどかす。

次に…
けいれんが続くかを見て5分以上続いたら救急車を呼ぶ。けいれんが長く続く可能性があるからです。
5分以内に止まったら意識が戻るかを見る。意識の戻りが悪いときはすぐに病院に連れて行く。
熱性けいれん自体は良性のけいれんですが、熱性けいれんが、髄膜炎、脳炎や脳症の初期症状のことがあるからです。これらを疑うのは意識が悪くなっていく経過の時です。
意識がいつも通りであればゆっくり小児科で大丈夫です。

…とここで

けいれんをはじめて見る親御様で落ち着いて見られる人はまずいないと思います。
パニックになってしまう方もおられます。
私たちは当直をやっているとけいれんの方がよく救急車で送られてきます。
救急隊も小児科医もけいれんは早く止めに行かなければいけない
緊急性のある疾患であることを認識しています。

近年救急車要請について節度が守られず、本当に緊急時に救急車が出動できないというのが社会問題になっており、けいれんで救急車を呼んだお母様が私の判断が正しかったのかと心配される方がおります。

ただ、お子様のけいれんで救急車で運ばれてきた際には…

「お母さん、すぐに連れて来てくれてありがとうございます。あとは私たちに。」
当直医はそんな気持ちでおりますので大丈夫です。

こんな対応をおすすめします。

けいれん…迷ってしまったら救急車を呼んでください




栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医
エリア:壬生町・栃木市・下野市
2017年5月14日内覧会・5月15日開院予定



2016年12月17日土曜日

【雪のモビール】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市




雪のモビール




栃木のイルミネーションでおすすめといえばここ足利フラワーパーク。
毎年来ているお気に入りの地です。

来るたびに新しいイルミネーションが追加されており、
お気に入りのスポットがだいぶ増えてきました。
小さなお子様にもおすすめです。


さて、ふと歩いているとまた気になるモビールがありました。
雪や氷が光っているような印象を受けるモビールです。


朝積もっている雪を見たときやきれいなイルミネーションを見た時の
ワクワクする小さな感動を思い起こしてくれそうなものでした。

冬にクリニックの中のモニュメントにつるすと
来られた方の安らぎになるかもしれません。



栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医
エリア:壬生町・栃木市・下野市
2017年5月14日内覧会・5月15日開院予定


2016年12月15日木曜日

【着工】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市



着工


冷え込みの厳しい朝でしたが雲一つない青空。
凛とした雰囲気。
朝の息吹に耳を澄ましたくなるような程よい緊張感。
寒くはあるもいい日和です。
本日、着工日です。

現場は大きな看板が立っておりますのでわかりやすいと思います。
お近くにお寄りの際は見て行っていただければと思います。


栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医
エリア:壬生町・栃木市・下野市
2017年5月14日内覧会・5月15日開院予定

2016年12月13日火曜日

【時計との出会い】 あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市





時計との出会い





どうしたら優しいクリニックになるかなぁ
とアンテナを張るようになってから出会ったもの第2弾。
前回書いた続き…ということで。


こちらもやはり見ているだけで実際に音楽が流れるわけではないのですが、
優しい木の雰囲気がよかったです。

さらに弓が振り子になっていてテンポよく動いています。
見ているとヴァイオリンの優しい木の音色が聞こえてきそうな時計でした。

こんな木の時計。
きっと心が和らぐのでは…
おすすめです。


栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医
エリア:壬生町・栃木市・下野市
2017年5月14日内覧会・5月15日開院予定

2016年12月12日月曜日

【おもちゃ屋さんとの出会い】 あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市




おもちゃ屋さんとの出会い


 開業の準備が始まってからこんなクリニックだったらよいなと
考えを巡らせる時間が多くなりました。
考える時間が多くなると自然とアンテナがはられるようになります。
そのアンテナを出していると様々な発見や出会いがもたらされます。

 昨日はそんな素敵な出会いがあったので書いてみようと思います。
頼んでいる設計士さんが教えてくれて
ようやくそのお店にたどり着くことができました。
宇都宮にある自宅を改装したお店で
注意しないと通り過ぎてしまいそうなお店でした。
(…実際に通り過ぎてしまいました)
 
 こだわりのおもちゃはドイツ製。
自然の風合いを肌で感じられるようなおもちゃが並んでいました。
そのおもちゃたちを見ているといろんな音や香りまで感じられてきそうなものたちです。

現代のおもちゃはダイレクトにしゃべってくれたり光ってくれたり
強い刺激を与えてくれますが、
そこに子どもがおもちゃとじっくり対話する余白がないように感じます。

きっとここに並んでいるおもちゃは時間が立って子どもが成長しても
長く子どもたちと対話を続けて行くのだろうなと思います。

 お子様のおもちゃ選びにおすすめのお店です。
 
 クリニックのアイテムで「モビール」を一つテーマに持っていました。
モビールは見ていて気持ちが和らぎます。
また、子どもにとっても視覚的にとても面白い。

ありましたありました…。
ゆらゆらしながらクリニックの設計図の中にスッと飛んで来て
入っていきそうなモビールたちがいっぱい並んでいました。

とても素敵なお店でした。
お気に入りの店になりそうです。



栃木県壬生町の小児科・アレルギー科
エリア:壬生町・栃木市・下野市
2017年5月14日内覧会・5月15日開院予定



2016年12月10日土曜日

【医局への感謝】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市



アレルギー班


 アレルギー診療は日々進歩していく分野でもある。本日医局(所属している大学)のアレルギー斑の忘年会に参加。とても楽しい会になった。

 医師が一人ではなかなか情報を更新していくのは難しい。医局のアレルギー班は毎月1回の勉強会を行ってくれており、医局員の純粋なスキルアップのために勉強の場を提供してくれている。小児科の分野での求められている知識はとても広い。アレルギーは特に進歩しつつある分野であり自分がやっていることが患者様のためになっているのかを日々検討していかなければいけない分野でもある。

 この様な機会を与えられている医局に感謝しつつ日々の診療でお子様の力になって還元できていければと思っている。
 
 アレルギー班の勉強会に出て思うことは知識は患者様のために還元してこそ意味があるということだ。今そこにある知識で誰かの役に立つのであれば隠すのではなく広めたらいい。広めたらより多くの患者様が幸せになる。

 そんな心がこの勉強会にはあるように思う。自分にとってはとても大切な機会であると感じている。



栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医
エリア:壬生町・栃木市・下野市
2017年5月14日内覧会・5月15日開院予定



 

2016年12月9日金曜日

【クリニックのロゴ】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市




クリニックのロゴについて一つの物語を紹介します 

~物語~

あかりちゃんが道を歩いていると、きーぼうくんが泣いていました。
心配になったあかりちゃんは近づいて声をかけます。

「どうしたの大丈夫?」と優しく声をかけました。
なんで泣いているのかを聞いてもわかりません。
それでも「痛いところない?」といって背中をさすって涙を拭いてあげました。
泣き止まないきーぼうくんでしたが、
それでもあかりちゃんは泣かないで笑顔になれるように一生懸命にいろんなことをしました。

そのうち、あかりちゃんの胸の辺りに小さな“明かり”がともりました。
その明りは決してまぶしくないのですが心のなかに届くような優しい明かりでした。
いつのまにかきーぼうくんは泣くのをやめて笑顔になっていました。

しばらくしてから、あかりちゃんは「なんで泣いていたの?」と聞きました。
きーぼうくんが答えました。
「心配なことがあったんだ。でも今はなにが心配だったか覚えていない。いつのまにかあかりちゃんにともった明りを見ているうちに不安がとれて“希望”が持てるようになったんだ。」


あかりちゃんが「一緒におうちに帰ろう」といいました。
きーぼうくんはあかりちゃんの手をしっかり握りました。二人は仲良く歩いていきました。


栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医
エリア:壬生町・栃木市・下野市
2017年5月14日内覧会・5月15日開院予定

2016年12月8日木曜日

【クリニック名の由来】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市





クリニックの名前について

「あかり」には、月明かりや雪明りなど強い光ではないが
心の底に届くような温もりのある優しい光のイメージがあるかと思います。

また、あかりは「灯」と書く場合もあります。こちらは「ともしび」とも読むことができます。

「ともしび」は人がともした火です。

「ともしび」もまた強い光ではありませんが人が
ともした優しい光が人を癒し人に勇気を与えてくれます。

子どもたちには大きな未来があります。
希望があると同時に不安も抱えています。

少しでも地域の子どもたちの「あかり」になれればという
そんな思いから名前を付けさせていただきました。

栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医
エリア:壬生町・栃木市・下野市
2017年5月14日内覧会・5月15日開院予定

2016年12月7日水曜日

【ブログ開設】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市




はじめまして。

2017年5月に栃木県壬生町に開院予定の“あかりこどもクリニック”の院長です。

現在は開院に向けて準備真っ最中です。

…同時に感染症流行期。小児科繁忙期のため日々の診療に追われる毎日でもあります。

日々の様々なことをつづっていこうと思います。
栃木県壬生町の小児科・アレルギー科
エリア:壬生町・栃木市・下野市
2017年5月14日内覧会・5月15日開院予定