喘息の治療ってどんなものですか?
喘息は気道と言って息をする時の通り道に過敏性があることが原因になっています。
過敏性がある気道ではちょっとした刺激で反応してしまいます。
例えば風邪を引けば誰でも風邪の菌を外に出そうとして気道が反応して咳が出ます。
過敏性が強いと反応しすぎていっぱい咳が出るようなイメージです。
さらに反応しすぎると、気道が細くなりヒューヒューゼーゼーしたりするのです。
ヒューヒューゼーゼーすることを喘鳴と言って喘鳴を繰り返すと喘息と診断されます。
それでは、喘息の治療とはなんでしょう?
喘息の治療は発作を抑えることと予防するところにあります。
発作を抑えるのは、発作が出ている時に飲み薬や貼り薬や吸入など使って行う治療です。
予防する治療は過敏性を抑える治療です。
過敏性はよく火事で例えられます。火事は一度消えてもくすぶっている火が残っているとちょっとしたことで火事が起きてしまいます。
このくすぶっている火をしっかり消していくことが喘息の治療で大切なことになります。
発作がなくなってもお薬を継続することでくすぶっている火をしっかり消して、お薬をやめても発作が起きなくなるようにしていくのです。
症状が落ち着いてもお薬を続ける治療はわかりづらい部分もあるかとと思います。先生と相談しながら続けていくとよいでしょう。