救急外来ってどんなところ?
救急外来は待ち時間が長かった。
実際の診察になっても「説明もロクにされず大丈夫です」とだけ言われて帰った。
こんな経験があるのではないでしょうか。
小さなお子様を抱えての長い待ち時間はとても大変です。
お子様への不安は大きいもの。説明がないととても不安です。
夜間の救急外来について経験してきたことを踏まえて書いてみようと思います。
一つの見方として何か助けになれればと思います。
救急外来の現場は命をつなぐ現場です。
緊急性のある患者様にはすぐに対応しなければなりません。必要があれば大きな病院に送らなければなりません。したがって、すぐ処置を必要としない患者様には待ってもらうことがあります。
救急外来の待ち時間が長かった。
小さなお子様を抱えての待ち時間は大変です。でも、その待ち時間の裏側には緊急性のある患者様の命をつなぐ速やかな対応があったのかもしれません。
救急外来の現場は命をつなぐ現場だからです。
命をつなぐ…夜間救急外来であれば夜間帯を過ごして朝の時間までつなぐことがその目的になるのです。
さて、ここで話は戻ります。
夜間救急外来で説明もロクにされず大丈夫ですとだけ言われて帰った。そして、次の日にかかりつけを受診してようやく何の病気かわかった。
夜間救急外来での診断や説明は確かに不十分でした。そして、少しでも説明があれば安心できたことでしょう。しかし、かかりつけを受診できたということは命をつなぐ救急外来の役割は果たされたと言えるのかもしれません。
救急外来で説明もロクにされず大きな病院にこれから救急車で行ってくださいと言われた。着いた病院で診断され手術をして助かった。
救急外来の役割は果たされたと言えるのかもしれません。
夜間にお子様の具合が悪くなると心配になります。
具合が悪く心配で朝まで見られない。そう思ったら夜間救急外来を受診しましょう。そこでは朝まで大丈夫なのかを見てくれます。朝までどうするべきかを教えてくれます。
でも、それは朝までの過ごし方です。
朝になったらきちんと診断をつけていくためにかかりつけを受診する必要があるのです。
まとめ
きちんと診断と治療を進めていくためにはかかりつけを受診するとよいでしょう。夜間帯に朝まで大丈夫かを見てもらうときは夜間救急外来を受診するとよいでしょう。