2018年4月20日金曜日

【卵はいつから食べさせたらよいのですか?】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市

卵はいつから食べさせたらよいのですか?

卵はいつから食べさせたらよいのですか?
という質問をよく受けるので書いてみようと思います。
この質問は特にアレルギーを気にされている親御様に多く見受けられます。

離乳食の基本は柔らかいものから硬いものへ
蛋白質は少量からはじめて色々なものへ

というように考えてください。
それでは食物アレルギーの頻度が高い卵はどうしたらよいでしょうか?
母子手帳に離乳食の進め方の表があるので参考にするとよいでしょう。
そこには…
7、8カ月頃 卵黄1〜全卵1/3
9、10カ月頃 全卵1/2
11、12カ月頃 全卵1/2〜2/3
と書いてあります。
これを目安にして進めて見てください。

それでは具体的に…
卵は加熱によりアレルギーが出にくくなります。
また、白身でアレルギーが出ることがほとんどです。
よく加熱を行い黄身からはじめて白身へと進めていくとよいでしょう。
開始は7、8カ月頃を一つの目安にしましょう。

さて、ここで食物アレルギーを起こしやすい子ども(アトピーのある子ども)に一体いつ頃から卵の摂取を開始した方がよいかという研究が行われました。
結論からすると生後6カ月から卵の摂取を開始した方が1歳まで卵の摂取を開始しなかった子どもよりも卵アレルギーの発症は少なかったのです。

これを元に日本小児アレルギー学会からアトピーのある子どもは卵の摂取を遅らせると卵アレルギーになりやすくなるので生後6カ月過ぎたら少量から食べましょうという提言がなされました。

離乳食を5、6ヶ月頃から開始して卵も特に遅らせることなく進めていくとよいでしょう。
もちろん、離乳食には個人差がありますのでその子の食べる力に基づいてやっていくことも付記しておきます。目安にするという考え方が大切です。


栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医クリニック
エリア:壬生町・栃木市・下野市

2018年4月17日火曜日

【花粉症、どうにかなりませんか?】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市


花粉症、どうにかなりませんか?

スギの時期に鼻水やくしゃみが止まらない
病院を受診するとスギの花粉症
治療はアレルギーを抑える薬を飲んだり点鼻薬を使ったりします
どちらも症状を抑える治療です
根本的に治すのではなく症状が出ないようにしていく治療です

花粉症はあるけれど上手な付き合い方を見つけていくのが治療でした

ところが…
舌下免疫療法は

スギの花粉症である体質そのものを改善していく治療です
少しのスギの錠剤を毎日摂取することで慣らしていくのです
アレルギー症状がスギに触れても出にくくなるのです

今のところ治療は中学生から受けることができます
今年の6月からは小学生以下でも受けることができるようになります

治療を開始するのは花粉シーズンが終わってから…
やって見たいと思われた方はご相談ください

追加ですが…
通年性アレルギー性鼻炎というものがあります
年中鼻水やくしゃみを出している方です
ハウスダストやダニに反応します
こちらの舌下免疫療法も始まっています
治療をやってみたいと思われた方はご相談ください


栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医クリニック
(壬生町・栃木市・下野市 etc.)