2020年10月9日金曜日

【予防接種の同時接種は大丈夫ですか?】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 (壬生町・栃木市・下野市 etc.)

 予防接種の同時接種は大丈夫ですか?

 

予防接種の同時接種について不安を抱えられ質問されることがよくあるのでお話しします。現在、同時接種は一般的にやられています。日本小児科学会と言う日本で子どもの診療について発信している学会からも同時接種は推奨されている手技です。

同時接種をすると…

安全なのか?副反応(体に危害が加わる反応)がより出やすくならないの?

効果は出るの?効果が出にくくなってしまわないの?

と言うような疑問が出てきます。

予防接種で起きる免疫反応というのは、とても広い免疫機構の中のわずかな部分で起きる反応なのです。1本の予防接種を打つことは、海の中に、塩を1つかみ入れるようなものなのです。海の中に、塩を1つかみ入れるのと、2つかみ、あるいは10つかみ入れるのでは、海の様子は何も変わらないイメージです。つまり、お互いに干渉し合うことがないので、副反応が強くなったり、効果が変わるということもないのです。

予防接種の対象となっている感染症は、かかると命に関わったり、後遺症を残したりする感染症です。より早くから免疫をつけてあげることが大切なのです。

同時接種をすることで、より早く免疫をつけられるスケジュールを組むことができます。また、病院に行く負担も減らすことができるのです。

同時接種することをお勧めします。

とは言ってもやはり心配や不安などもある方もおられるかと思います。その際は、かかりつけの医師とご相談いただくとよいと思います。自分自身が納得した医療を受けることも大切なことだからです。


栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医クリニック
(壬生町・栃木市・下野市 etc.)


2020年10月5日月曜日

【クリニックの試み】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 (壬生町・栃木市・下野市 etc.)

 クリニックの試み

   クリニックの大きな理念の中にスタッフそれぞれの生活の充実があって、心のこもったケアが行えるという部分があります。そこには、スタッフそれぞれが持っている生活の背景が異なることを理解することが大切であると考えます。

 人は年齢も違えば、性格や家族構成も異なります。その時々で抱えていることも違います。スタッフが、自分のお子さんが発熱をしたため帰宅すること、恋人と過ごす時間を作るため休暇を取ること、家族との思い出を作るため休暇を取ること、それらは、お互いが違うことを理解できていれば、それぞれにとって大切な時間であることを理解することができ、それらのことが自身の生活の充実につながり患者様への心のこもったケアにつながっていけることをお互いに共有することになります。

 クリニックでの働き方もそのようなお互いの違いを活かすコンセプトで考えています。スタッフそれぞれが持っている性格や個性は異なっていることをまず理解します。その上で、スタッフそれぞれが、自分が持っている良さを出し合うことができればそれはそれぞれにとって幸せな時間となっていくと考えています。

 私たちは、今年に入ってから新しい試みをしています。統括リーダー、Webクリエイター、環境コーディネーター、レセプトマスター、コミュニケーションマスターという5つのリーダーを置きました。リーダーの原則は、義務にはせず自分で考えてやること。そして、最後はみんなで褒め合う時間を作ります。1ヶ月ずつで交代。例えば、1ヶ月何もできなかったとしても考えることができたなら、考えたことをみんなで褒めるようにしています。

 始まって数ヶ月。少しずつみんなの個性が見られてきています。お互いの違いを理解し、お互いの個性を尊重する。違いを理解することは、患者さんが抱えている心に寄り添える想像力を持てることにつながると考えています。この試みが心のこもったケアにつながっていければと考えています。


栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医クリニック
(壬生町・栃木市・下野市 etc.)