2017年7月23日日曜日

【おねしょが心配】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市


おねしょが心配

おねしょはどうしたらよいでしょうか?
少しでお役に立てればと思い書いてみようと思います。

おねしょは大きくなれば治ります。
おねしょをしてしまうのはおねしょをしない体になる前だからです。

具体的に言うと…
おしっこをためる膀胱の大きさが足りないこと
夜に尿を出にくくするホルモンの作用がまだ足りないこと
…にあります。

どれも成長とともに膀胱は大きくなり、
ホルモンの作用も十分になりおねしょをしにくくなるわけです。

ガイドラインでは5歳以上からとありますが、
外来に来られる年齢はまちまちです。
おねしょを治したいなと思った時がタイミングです。

来年年長さんになりお泊り保育があるから…
来年5年生になり修学旅行があるから…
例をあげるとこのような感じです。

外来では薬物療法やアラーム療法などを行いながら成功体験を積んでいく。
誉められて自信をつけて成長しておねしょから卒業していく。

不安になったら、治したいなと思ったらお声かけ下さい。

http://onesho.com/patient/


栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医クリニック
エリア:壬生町・栃木市・下野市


2017年7月8日土曜日

【喘息の薬はいつやめられるのですか?】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市

喘息の薬はいつやめられるのですか?

喘息(気管支喘息)の方が来られたときに喘息の薬はいつやめられるのでしょうか?
と質問を受けることが多かったのでお役に立てればと思い書いてみようと思います。

喘息で飲み薬や吸入を続けているが最近のは発作がない方からの質問が多いです。

喘息の発作を火事と思ってください。
火事は消火活動を始めると見かけ上落ち着きます。
ところが落ち着いたところで消火をやめると少しのきっかけでまた火事になります。
火事はくすぶっているのです。喘息発作はくすぶっているところから起きてくるのです。

それでは…ということでしばらくは消火活動を続けることになります。
この長くゆっくり消火を続けていくのは、毎日飲む飲み薬であったり、毎日する吸入であったりするのです。

今までずーっと続けてきたのは見かけ上火事はないけれどもくすぶった火もしっかりなくしていきましょうと頑張ってきたわけです。

ではいつやめましょうか?ということになります。

くすぶっていた火が消えたかは消火活動をやめて見てどうなるかを見ていきます。
消火活動を行い発作が十分になくなった期間を作ったうえでやめてみるのです。
発作がなくなってから3‐4か月というのが一つの目安です。
目安…というのがポイントです。

例えば季節のうつり目は喘息にとっては発作が起きやすい季節であり、治療をやめることは避けることが多くなります。
冬場の感染症が多い時期も特に小さいお子様ではやめることを避けることが多いです。
本人の性格、家庭環境、求めている生活のレベルなど様々な要素も含みます。

…ということでまとめますといつやめるのだろうか?
と思ったらぜひ聞いてみるとよいでしょう。
喘息のコントロールの目標は発作がない生活。
発作がないかは患者さんの話をまとめて判断されていきます。
コントロールのための薬は必要最小限であることも大切なこと。
喘息の治療は先生とコミュニケーションをとりながら進めて行くことが大切です。

栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医クリニック
エリア:壬生町・栃木市・下野市

2017年7月4日火曜日

【鼻水が続く…】あかりこどもクリニック 栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医 エリア:壬生町・栃木市・下野市

鼻水が続く…

乳児期のお子様をお持ちのお母さまからこのような質問をよく受けます。
少しでもお役に立てればと思い書いてみようと思います。

小さいお子様の鼻の通りはせまく過敏性があります。
そして、メインは口よりも鼻で呼吸をしています。
そのためもともとズルズルしやすいと考えてください。

ただし、飲みが悪くなったり眠れなかったりする場合は相談しに来てください。
飲みがよくて眠れていれば様子を見てもらって大丈夫ということです。

さて、いよいよ鼻水が多くなってきたら…
小さい子どもは鼻を自分で上手にかめません。
吸ってあげるとよいでしょう。
市販で鼻吸い機も様々なものがあります。
鼻は加湿環境にあると吸いやすくなります。
入浴中に吸ってあげることも一つの方法です。

さて、ここでこんな質問も先日受けました。
え?小児科でも鼻を吸ってもらえるのですか?
吸えます。
小児科でも鼻汁吸引機は置いてあることが多いので聞いてみるとよいかもしれません。
当院の吸引機もご紹介をしておきます。

さて、鼻水が続く原因ですが…

体質…
鼻汁がたまりやすいお子様がおられます。これは体質で仕方のないところはあります。保育園に通いはじめも仕方のない位置づけです。様々な風邪にかかりながら強くなっていく最初の時期はどうしても鼻汁は出やすくなります。これらの時は耳のトラブル(耳に水が溜まってしまい聞こえの悪さの原因になることも…)も起こりやすくなるので耳も一緒に診てもらうことも含めてかかりつけの耳鼻科を作ることもお勧めします。

アレルギー…
抗アレルギー薬で効果が出やすいお子様がいます。この様な方は鼻汁・くしゃみ・鼻をかゆがるなどの症状があり、気温差などがあると出やすいなどの特徴があります。

副鼻腔炎…
細菌感染を併発してこじらせている方です。ドロッとした鼻汁が続いてなかなか落ち着かない。鼻が垂れ込んで咳とともに痰が出る。この様な方は抗菌薬で効果が得られることがあります。
鼻水がなかなか落ち着かない方はご相談いただければと思います。

栃木県壬生町の小児科・アレルギー科専門医クリニック